あなたは腕振りの時にどんなことを意識していますか?
腕振りで良く聞くのが、
「肘をしっかり引く」
「肘の角度が90度以下」
「腕をしっかり振る」
このようなことをランニングの雑誌等でよく言われていると思います。
しかしこれらはすべて正解ですべて間違いです。
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まず腕振りでやってはいけない動き
肩を振る
走る際に肩を振ってしまうと、軸が左右にブレてしまいます。
ランニングは基本的に真っ直ぐ前に進む動きしかありません。
しかし肩がブレてしまうと、力が左右に逃げてしまい前に進みづらい走りになってしまいます。
肩がブレないように気を付けましょう。
腕をよこに振る
腕を横に振ると、これも同じく軸がブレて前に進みづらくなります。
無理に縦に振ろうとしても力みやすいので、できる範囲で縦に振ってみてください。
力む
腕振りで力が入ってしまうと、必要以上に疲れてしまいます。
腕に力が入ると肩が上がり、呼吸がくるしくなったり、肩に力が入ることによって上半身も力んでしまいます。
力が入れば当然疲れやすくなるので、力まないこと、リラックスを心掛けましょう。
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ランニング雑誌でよく聞く3つの腕振りが間違っている理由
「肘をしっかり引く」
「肘の角度が90度以下」
「腕をしっかり振る」
この3つはよく聞いたことがあると思います。
これらはすべて正解ですべて間違いです。
何故かというと人それぞれ肩の稼働域が違ったり、
ものごとの捉え方が違うからです。
ではなぜ間違っているのかを解説していきます。
「肘をしっかり引く」
肘を引くことで、肩甲骨が上手く使えるようになったり、推進力が生まれたりということがよく言われています。
しかし!
肩関節の固い人が肘を引くことを意識したり、力みやすい人が肘を引くことを意識してしまうと最初に説明した悪い動きになります。
肩関節の固い人が肘を引こうとすると、肩が引っ張られて肩がブレる走りに繋がったり、
力みやすい人が肘を引くことを意識すると肩や背中に力が入って疲れやすい走りになります。
ですので、このような人たちが腕振りで肘を引くことを意識するのは間違いです。
「肘の角度が90度以下」
肘を折りたたむことによって、腕がコンパクトに振れるようになり、腕の力も使わないと一般的には言われています。
しかし、肘を曲げることによって手の位置が高くなってきます。
手の位置が上がること自体は問題がないのですが、手の位置が上がるのと一緒に肩まで上がってしまう人が非常に多いです。
肩が上がってしまうと重心が上にあがって地面の捉えが弱くなり、前に進みづらくなったり、
呼吸が苦しくなったりに繋がってしまいます。
また肘を曲げていると力みやすい人はすぐに力が入ってしまいます。
力みやすい人や手と一緒に肩まで上がってしまう人は肘を曲げることにこだわらず、自分が一番力の抜ける位置を見つけてみてください。
手が腰くらいで振った方が力が抜けるという人もたくさんいます。
「腕をしっかり振る」
脱力してリズムよく腕を振ることが出来ていれば、しっかり振ってもいいですが、
多くの方が、しっかり振ることを意識してしまうと、力んで振ってしまいます。
また速いスピードを出すためなら、腕をしっかり振ることが必要ですが、
マラソンのペースだとそんなに速いスピードを出すことはあまりないと思います。
これらの腕振りはトップ選手に当てはまること
トップ選手は肩関節も柔らかく肩甲骨がしっかり動いて、リラックスもできていたりするので、これらの腕振りをしても何の問題もなかったりしま
す。
しかし
・力みやすい
・肩関節が固い
場合はこれらの腕振りを意識することによって逆に遅くなってしまう可能性があります。
まとめ
特に腕や肩は力みやすいのでまずはリラックスを心掛けましょう。
腕振りを意識することで腕に力が入っていては本末転倒です。
腕振りに関しては、力が抜けるようになってから色々意識すれば十分です。
まずは力を抜くことを意識してください。
走っているうちに力が入ってきたら、一回腕をダランと下げてリラックスしましょう。
力が入っているとことから抜いていくのは難しいので、1回リセットしてしまいましょう。
自分の力の抜ける腕の位置を見つけてみてください!