タイトルだけでドキッとした方もいるのではないでしょうか?笑
美味しいお酒を飲むためにランニングをしている人も多いと思います。
走ったあとのビールは美味しいですもんね!
(といいつつ、ビールが苦手なのでその気持ちはあまりわかりませんw)
しかし走っている中で気を付けたいのが、故障をしているとき、ケガをしているときのアルコール摂取についてです。
今回はアルコールとケガの関係性について書いていきます。
スポンサードリンク
ケガをしているときにアルコールを摂取するのは良くない?
なんとなくケガしている時にお酒を飲むのは良くないというイメージがある方も多いのではないでしょうか?
・ケガしているときにお酒を飲むと悪化する
・お酒を飲むと痛みが増す
・治りが遅くなる
などのイメージがあるかと思います。
反対に、
「アルコール消毒だ!」
「アルコールで痛みを麻痺させて治す!」
という方もたくさんいそうですね(笑)
では何故ケガしているとき、痛みがあるときにお酒を飲むのが良くないのかを考えていきましょう。
スポンサードリンク
ケガしているときにお酒を飲むと良くない理由
炎症を悪化させてしまう
アルコールには血行をよくする作用があります。
この作用が炎症や腫れを悪化させます。
捻挫の記事にも書きましたが、捻挫は内出血が拡大することで治りづらくなったり、痛みが強くなります。
参考記事:捻挫を早く治すための応急処置!思いっきり捻ったので実践したことを書く
また捻挫だけでなく痛みやケガの多くが炎症によるものだったりするので、悪化させることで治りづらくなります。
「アルコールは血行をよくする」
これだけ聞くと良いように聞こえますが、アルコールが冷めるころには逆に血管が収縮して血行は悪くなります。
良い部分だけ聞かないようにしてください(笑)
アルコールの分解に酵素が使われて回復が遅くなる
本来ケガの回復のための酵素がアルコールを摂取してしまうことによって、
アルコールの分解にたくさん使われてしまいます。
そうするとケガの回復に必要な酵素が足りなくなり、結果的に治りが遅くなってしまいます。
もしアルコールを飲んでしまったら、酵素を多く摂るようにしてください。
酵素は生野菜や果物から摂れます。
水分不足になりやすい
アルコールには利尿作用があるので脱水を招く危険性があります。
特にランニング後、ビールで水分補給をしているつもりでも、
尿の量が増えてしまうため、結果的に水分不足に陥ってしまいます。
水分が足りなくなってしまうと、栄養が行き届かなくなり治りも遅くなってしまいます。
一時的に痛みが麻痺して無理な動きをしてしまう
アルコールを摂ると一時的に痛みが麻痺します。
麻痺することによって普段は痛みがあるからやってない動きでも、ついついやってしまう可能性があります。
そうすると患部に負担がかかる動きですので、結果としてケガを悪化させてしまいます。
私自身も飲酒を控えています
全く飲まないということは無いですが、最近は月に1,2回しか飲みません。
やはり飲んだ次の日にアキレス腱が痛かったり、あまり寝付けなくて体調がよくなかったりするので、控えるようにしました。
お酒や飲み会は好きですが、次の日のことや足のことを考えると自然と飲まなくなってきました。
とはいえ、無理な禁酒は逆効果も
散々悪いことを書いてきましたが、「百薬の長」と言われるくらいですので良い面もあります。
適度な飲酒であれば、全く飲まない人よりも死亡率が低いと言われています。
そして、普段飲んでる人がいきなり禁酒してしまうとストレスが溜まります。
このストレスもケガの治りを遅くする原因となるので、無理な禁酒はせず徐々に頻度と量を減らすといいです。
ですが、痛めた直後くらいは我慢しましょう。
まとめ
基本的にケガをしているときはお酒を飲まない方が良いですが、無理な禁酒はストレスを溜めてしまうので、ストレスを溜めない範囲で控えてみてください。
私も完全な禁酒ではなく、月に1回くらいは飲んでます。
ただケガをしていて、早く治したいのであれば、アルコールを控えるようにしてください。
特にマラソン後に痛みが強くて、打ち上げでたくさん飲むと悪化する可能性が高いです。
打ち上げが楽しくて打ち上げのために走ってるランナーなら飲んだ方がいいと思います。
しかし練習を継続して記録を狙っているランナーなら、その日くらいはアルコールを控えた方がいいかもしれません。
ただマラソンの楽しみ方は人それぞれですので、無理な選択をせず、
こういった知識を持った上で選ぶといいのではないでしょうか。
ですので、ここまで読んだ人は
「アルコール消毒だ!」
「アルコールで痛みを麻痺させて治す!」
と言うのはやめましょう(笑)