私がランニングフォーム改善で「蹴り上げ」を勧めない3つの理由

ランニングフォーム改善のドリルなどで、

「蹴り上げ」

ってやりませんか?

かかとをお尻に蹴り上げるような動作です。

ランニングの雑誌で紹介されていたり、トップ選手もやっているようなドリル、動き作りです。

しかし、私は基本的に「蹴り上げ」を勧めません!

その理由を書いていきたいと思います。

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ランニングフォーム改善のドリル「蹴り上げ」とは?

蹴り上げとはかかとをお尻に近づけていくようにして、足を巻いていくような動き作りです。

後ろに流れた足を素早くお尻の方に「上手く」引きつけることによって、足が流れにくくなったり、足が前に出やすくなったりします。

5000m、10000mの世界記録保持者のベケレ選手はお尻の高さまで蹴り上がっています。

この動画を見てください。

蹴り上げが高いことによって、ストライドがグンッと伸びています。

ちなみに私も蹴り上げは平均よりは高い方だと思います。

sanada09

※持ってる写真で一番蹴りあがってたのが高校時代の写真でした。

え?

自分が蹴り上げが高い方なのに蹴り上げを勧めないの?

という声が聞こえてきそうなので次から蹴り上げを勧めない理由を説明します。

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私がランニングフォーム改善で蹴り上げを勧めないのは何故?

むしろ蹴り上げることはいいことではないか?

という説明をしてきましたが、あくまで上手く蹴り上げれるなら、

ストライドが伸びたり、

より足が前に出やすくなったりします。

しかし上手く蹴り上げられないと、

余計に足が後ろに流れやすかったり

足が前に出なくなったりします。

私が蹴り上げを勧めない3つの理由

日本人の半分以上が上手く蹴り上げれない

ベケレ選手のように大きく蹴り上げて、そこから足を前に持ってくるにはそれなりの筋肉やバネが必要となります。

引き上げるのに必要な筋肉やバネが伴わないのに、無理してかかとを蹴り上げてしまうと足が後ろで無駄な動きをして、足を前に持ってこれなくなります。

こうしてしまっては足が流れる原因を作るだけになってしまいます。

それなりに速いスピードを出す場合でないと有効ではない

5000mなどのトラックの選手を見ると蹴り上げている人が多いです。

しかし市民ランナーにとってのフルマラソンのレースペースくらいであれば、蹴り上げを意識しなくても十分スピードに対応できます。

ランニングフォーム改善をする上で蹴り上げる動作よりも先にやるべきことがあるはずです。

日本選手権に出るレベルの選手でも蹴り上げていない人もいるので、スピードにそこまで行き詰っていないのであれば蹴り上げる必要はないと思います。

多くの人が蹴り上げを意識することで足が流れる

蹴り上げを意識することによって逆に足が流れる人が多くいらっしゃいます。

特にこの2年間で200人くらいの市民ランナーを見てきましたが、蹴り上げを意識して上手く足を前に持ってこれている人は少数しかいませんでした。

ほとんどの人が足が流れて、足を前に持ってこれてない走りです。

たくさんの市民ランナーを見てきた上で、ほとんどの方ができていなかったからこそ、蹴り上げを勧めていません。

足が流れるについての参考記事はこちら

参考記事:足が流れると何でダメなの?「ランニングフォームの基本」

とは言ってもできる人もいる

たまに元々バネが強くて蹴り上げても上手く前に持ってこれる人がいます。

そういった人に無理に蹴り上げないようには言いません。

自然とできる人はそれがその人の持ち味ですので、存分に活かすと良いと思います。

私自身も無理に蹴り上げないように意識したりはしません。

しかしそれと同時に蹴り上げることも意識していません。

やはり蹴り上げを変に意識してしまうとストライドが伸びることによって動きがまったりしてしまいます。

5000mや10000m、あるいはハーフマラソンなどのスピード重視の種目には有効な動きだと思いますが、市民ランナーがフルマラソンに繋げるには難しいと思います。

まとめ

なんだかんだでこれらのことを理解した上で、蹴り上げの動きづくりやドリルに取り組むのは有りだと思います。

動きづくりの時だけ割り切って、足を引きつける練習と捉え、

実際に走る時はあまり意識せず、動きづくりでカラダに徐々に覚えさせていくのは有効です。

しかし、

「蹴り上げると良い」

「蹴り上げるとスピードが上がる」

くらいの理解しかない場合はよっぽど元々のバネが無い限り、足が後ろに流れるフォームになります。

良いフォームの選手をイメージすることは良いことですが、イメージをし過ぎて無理なランニングフォームにならないように気を付けましょう。

蹴り上げについての詳しい解説は9月の連休に行う【ランニングフォーム改善プロジェクト】でもやっていくので、興味のある方は是非ご参加ください。

参考記事:秋のマラソンに向けたスタートダッシュ!第2回ランニングフォーム改善プロジェクト開催!

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